片岡敏光

片岡敏光(町田市南大谷在住)

株式会社パットブレーン
住所:町田市中町3−10−6 COMMUNE BASE マチノワ
創業:2007年
事業:アイデア・ネーミング指導
モットー:No1知財創造で自社力UP!

 

東北大震災で有名になった宮城県石巻市で育ちました。小中学時代は、エジソンに憧れ小さな実験室を物置に作って遊び、高校時代は授業はそっちのけで物理部室にこもりっきり、アマチュア無線や放射能の測定に夢中になりました。当時、アマチュア無線は少年たちの憧れのまとでしたから。高校卒業後、商船の無線通信士を目指し、第三級無線通信士の資格まで取得しましたが、商船不況の波がキッカケで進路を変え、東北大学電気通信研究所へ就職し、音声合成研究の実験助手を2年間勤めました。
大学進学を諦めきれず、上京して東海大学第二工学部電気工学科通信工学専攻に入学し、昼、安立電気(現:アンリツ)に勤めながら、夜通学しました。同社では黄色公衆電話機の開発に携わりました。当時、公衆電話機からの遠距離通話がようやく可能になったばかりで更に普及させるには、偽造硬貨と区別し高精度で100円硬貨を選別できることが必須で、電電公社のお偉いさんから、「失敗したら切腹する覚悟で必ず成功させてくれ!」と叱咤激励され、意気に感じて開発に取り組みました。22歳のときでした。
一晩、二晩の徹夜が当たり前で、大学への通学もままならない日々が続きましたが、足掛け7年、世界一の選別精度を誇る画期的な発明をし、切腹することなく無事に黄色公衆電話機を完成させ、北は北海道から南は鹿児島まで日本中に設置させることが出来ました。
その後、旧青色公衆電話機が侵害事件に巻き込まれ、その対策のため特許庁に通い詰めて決定的な反証を探し出し、訴訟を取下げさせることに成功しました。この時、特許の重要性を身を持って知ったのを契機に1975年に知財部門に移りました。
退社までの約30年間、発明発掘から権利化、特許紛争処理までオールラウンドな知的財産業務を担当し、約2,000件超の特許権獲得を経験しました。思いで深い案件には、1982年に誕生してから今日まで3兆2千億円以上販売されているテレホンカードの0の数字付近に穴を開けるという極めてシンプルな基本発明の特許権獲得や、ソフトバンク孫正義社長が20億円も借金を返済し、今日の隆盛の基礎を築いた最安値回線選択装置の基本特許権獲得や、工作機械メーカーから巨額特許実施料を獲得し社長賞を受賞したことがあります。

同社を退職する5年ほど前から、TRIZ(トォリーズ:発明的問題解決理論)という問題解決技法を社内に導入し展開したことが縁となり、同社退職後に、TRIZ専門の株式会社創造開発イニシアチブの設立に取締役として参画しました。ほぼ同時に、公益財団法人東京都医学総合研究所の知的財産コーディネータ業務を担い、以来9年間、難病治療薬、尿を使った早期癌検出診断薬、異常出産解消のための胎動計数システムなどの発明発掘、特許取得、ライセンスを支援してきました。
その間、ソニーやソフトバンクが、創業期、倒産の危機に瀕したとき起死回生を果たし、今日の隆盛の基礎を築くことができた陰にアンリツの特許が貢献していたことを知り、1件の特許を活かすか否かで天国と地獄ほどの違いが生じることを経験した自分が今後出来ることは、TRIZを用いた特許の取れるアイデア創出法や知的財産を経営に活かす方法を起業家や経営者に教え支援することだと痛感し、2007年に、「パテントのブレーン」の意味を込めて名づけた株式会社パットブレーンを設立しました。
以来、日本創造学会や日本経済大学大学院付属価値創造型企業支援研究所などでの研究活動を通じて、「発明におけるモチベーション」、「イノベーションに貢献するキーパーソンの気質研究」、「コミュニケーションロボット」などの研究発表し、「No.1知財創造で自社力UP!」を旗印に活動してきました。
最近は若者や女性の起業家を支援することが多くなり、長年の課題である胎動計数システムの商品化のほか、電子チケット開発、健康増進プログラムの開発など経営や知財の側面から支援しています。

今日、IoTやAI技術の進歩で第4次産業革命到来と呼ばれ、現存する仕事の多くはロボットに置き換えられると煽られていますが、困難な問題に勇気を持って挑戦し、アイデア、知恵を出す人はいつの時代でも立派に生きていけます。
2020年のオリンピック、パラリンピックの競技の応援も結構ですが、ご自身の頭の中のオリンピックとして、アイデアを出す喜びを味わいながら、日本一、世界一を証明する特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権の5つからなる知財権獲得の競技に参加され、ご一緒に知財の金メダルを手に入れませんか!

あなたのアイデア創出の応援団として、喜んであなたのアイデア力UPの応援をさせていただきます。