冨田真歩 個展「さかい、あいまい」

ART55 ー町田で55人のアーティストを紹介するプロジェクトーVOL.4 6人目 

開催:
2023年11月3日(金)~11月5日(日)
11:00-18:00
※入場無料

会場:COMMUNE BASE マチノワ
   (町田市中町3-10-6)

さかいめ、みつめる

冨田真歩は境川の風景を中心に、植物のいる風景を絵画という手法で辿ります。
今回の展示タイトルである『さかい、あいまい』のテーマについて以下のように述べています。

「どこからが町田で、どこからが相模原なのか。
相模原市出身なのに町田が最寄駅の私は、自分のほんとうの故郷はどこなのか考えることがあります。
しかし、お構いなしに草が生えまくる家の近所の境川を見て
あいまいな境目を区切るのではなく、あいまいなまま、見つめていられる。そんな個展にしていきたいです。」(冨田)

冨田真歩

神奈川県相模原市出身
多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻 2023年卒

植物に気持ち悪さ、恐怖を感じたことをきっかけに、近所の植物や風景をメインに絵画制作をしています。
植物という予測不能な空間を作りだす生命が、なぜ、どうしてここに蔓延っているのか?ということに向き合います。

同時開催



マチノワギャラリースペース(小)ではアートジュエリー作家、Kanako Nezzz個展「境JEWEL」を開催致します。

「『境JEWEL』は東京と神奈川の境を流れる境川に捨てられた、ガラスや陶器の破片や煙草の吸殻などのゴミを材料に、社会問題、環境問題をジブンゴトに考え、ユニークなデザインを通し発信するアート・ジュエリーブランドです。

ゴミを減らすこと、こういった問題に人の関心を集めることはもちろん、『境川』の境はボーダーを意味するので、身近なボーダーを考えることも境JEWELのテーマであり、デザインをする上で大切にしています。LGBTQ+のボーダー、世代、人種、信仰、アニマルライツなど、ボーダーが差別にならぬよう、みんなの地球という丸な社会を目指し、この先の地球も美しい星であるように今を大切に生きることを伝えていきたいです。」(Kanako Nezzz)

 

開催日時:2023年11月3日(金・祝)11時~18時         ※入場無料

アーティスト紹介▶︎▶︎▶︎ 
Kanako Nezzz(カナコネーズ) 東京都町田市出身

高校卒業後カリフォルニア州ロサンゼルスへ音楽・ダンス留学。

2005年より自身のブランド「Nezzz(ネーズ)」にて、古着やデッドストックなどを材料にアパレル作品を展開。「毎シーズン、生産しては破棄されている大量の衣料品の現状」「現代での毛皮の必要性」など社会問題や環境問題を自身の作品と通し発信する。

30代に入り、”身に付けるもの”だけでなく、食物や薬など”身に入るもの”への関心が強くなり、独学でアロマやハーブ、占いを学びながら2018年に調理師資格を取得。

2020年コロナ自粛期間を機に近所を流れる境川で清掃活動を開始し、ゴミ拾いチーム「EARTH CROSS OVER(アースクロスオーバー)」を結成。

自身のスキルを活かし、ゴミ拾いで収集した材料を元にアート・ジュエリーブランド「境JEWEL(サカイジュエル)」を立ち上げ、活動中。